木曜日, 12月 03, 2020

Amazon reviewにセラーから削除依頼が来たお話

 私は、商品レビューを書くのが好きで、Amazonレビュアーランキング500位以内、一番上のときだと250位くらいです。まあ、そんなに影響力は無いですね。それでも、ちょっと辛口レビューとなった商品の、おそらくセラーから、レビューを書いてから数ヶ月遅れでこんなメールが来ました。何故、私のメールアドレスを知っているのか?どうも、マーケットプレイス出品者には、そういった情報まで開示されている様なのですね。


こんにちは、 ○○○○ , 幸せな日!

××です。私は実在の人物です。あなたの時間は貴重なので、私はこのトピックについて直接話し合います。

これはあなたのコメントです。

ここには、amazonのレビューへのリンクが貼りつけられていました。

コメントを削除できますか?

コメントを削除したい場合はお知らせください。すぐに3000円のアマゾンギフトカードを差し上げます。まだお持ちの場合は返却する必要はありません。

製品のトラブルによりご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

実際、多くの人がそれを気に入っていますが、彼らは事故が時々起こることを知っています。いずれにせよ、皆様のご満足を心よりお待ちしております。同時に、この問題にご協力いただきありがとうございます。将来的には、より良いサポートを提供するために協力していきます。

このコメントを削除すると、かわいい猫を抱きしめますので、お返事と朗報をお待ちしております! (本当に同意できない場合は、「いいえ」と言ってください。このメールを受信したことを確認してください。いつも迷惑をかけたくないので、すぐに他の人に送信するのをやめます。それは本当です。それが役に立ったら、そう思う?)

どうもありがとうございました。

心から

××


「このコメントを削除すると、かわいい猫を抱きしめますので、お返事と朗報をお待ちしております!」の翻訳前はどういう文章だったのかなぁ?

それは兎も角、最近のAmazonのレビューの信頼性が低い理由が何となく判ってきました。勿論、こんな卑怯な提案は受け入れません。


日曜日, 11月 01, 2020

自宅でベーコンを作る

10数年モノのガスコンロを入れ替えた。古いガスコンロは温度センサーの付いていないコンロがあったので、過熱を気にせず燻製鍋で温燻ができたのだが、センサー付のコンロだとどうなるか?説明書もあまり読まないままテスト。


下づくり画像は取り忘れました。以前はソミュール液を作っていたのですが最近は手抜き。でも、これで充分。

豚バラ肉のブロックに多めの塩胡椒(ソテー作るときの3倍くらいたっぷり)をしてピチットシートという吸水シートで巻き、冷蔵庫の中で一週間ほど熟成させます。キッチンペーパーを何重か、でもよいでしょうが、水分があふれるので、塩分の調整は変わってくるはず。

写真だとどの程度わかるか?ピチットシートの中に水分だけが取り込まれています。

下づくりに塩胡椒の代わりにクレージーソルトを使ってもおいしかったです。お好みで他の香辛料類も試してみてください。


デジカメの画像処理で、若干濃い色になっていますが、熟成された感じの肉。燻製づくりの本に良く書かれている塩抜きは不要です。(しなくて良い塩加減を経験で、なにしょっぱすぎるベーコンが出来たら、スープ類の出汁につかいましょう。)ピチットシートのおかげで表面が乾燥しているので、そのまま燻製づくりに移行できます。肉は冷蔵庫の外に充分な期間だして、室温程度に戻しておいて下さい。


燻製鍋はヘンケルスのちょっと高級品を使っています。煙がほとんど漏れないので、家の中が燻製の香りにならずに済みます。簡易的には中華鍋等も使えます。

燻製に必要な時間は肉500gで、40分くらい。チップは10分10gが目安。これで40g


最初は中火~強火でチップから白い煙が出てくるまで、待つ。加熱センサーは働かず。


肉から落ちる油がチップに落ちるのを防ぐカバー(なければ、アルミホイル)と、網を敷いて、中央に肉を置きます。蓋をして40分タイマー


火力は最弱。30分で一度日が切れたのはセンサーのせい?すぐに火をつけなおしたら、そのご10分間、火は付いたままでしたが、つけなおさなくても温度が下がれば再度火が付いたのだろうか?(ガスコンロのマニュアルを読みましょう)、火を止めた後も、余熱で煙が出るので、しばらく放置。


まあまあ良い感じで、ベーコンが完成しました。ラップなどでくるんで冷蔵庫で一晩寝かせると味が安定します。

専門店のものとの比較はともかく、スーパーマーケットで売られているベーコン(風の別の食べ物)とは味の良さが全く違います。


金曜日, 10月 30, 2020

2つのJORDAN WATTS社

英国のオーディオ資料を調べていてJORDAN WATTSは、異なる2つの会社が存在していた事がわかりました。

1963年にGOODMANSに在籍していたエンジニアのEdward James Jordan氏とLeslie Watts氏の二人によって設立されたJORDAN-WATTS LIMITED。有名なMODULE UNITとそれを使用したスピーカーシステムを製造販売していたメーカーです。この会社は1978年にCLOSEしているとの事です。LINK先はE.J.JORDAN DESIGNのWebpage。JORDAN氏の最後のビジネスパートナーで、現E.J.JORDAN DESIGN代表のCOLIN氏の記述なので、信憑性は高いと思います。

もう一つのJORDAN WATTS社は、1990年頃に設立されて1998年まで活動していたJORDAN WATTS ACOUSTIC LIMITED。この会社は前述のJORDAN氏がE.J.Jordan Design名義で立ち上げた会社で製造販売していたJORDAN JXシリーズを使用したスピーカーシステムを販売していた会社です。日本でJORDAN WATTSの輸入代理店だった今井商事からもJX92に似たユニット(センターキャップの形状が若干異なる)を使用したJH200、JX53+JX125の2WAYに見えるJH1000が輸入販売されていました。

ここで疑問となるのが、JORDAN-WATTS MODULEユニットの流通に関してです。JORDAN-WATTSと言えば、壺のスピーカー FLAGONが有名ですが、私は1998年の輸入オーディオショウで後期型のアルミダイキャスト製のフラゴンが展示されているのを見ており、少なくともその頃まではMODULEは製造され日本国内で新品が流通していたことになります。秋葉原のヒノオーディオでもユニットを販売していたのを覚えていますし、このころに発売されたステレオサウンド別冊のスピーカーユニットを扱う書籍でもMODULEは紹介されていました。


JORDAN-WATTS社が1978年に活動を止めているのになぜ?と、疑問に思いましたが、複数の関係者にお話をお伺いしたところ、JORDAN-WATTSの商標(と製造治具)はLeslie Watts氏の引退後も持ち主が変わり、製造が続いた様です。とはいえ、1978年の時点では、Leslie Watts氏がMODULE UNITの製造に関わっていたのは間違いない様で、1978年にJORDAN-WATTS社が本当に無くなったかは良く解りませんでした。少なくとも日本側から見る限り、今まで通りWATTS氏を介してMODULEが輸入できていたようです。

JORDAN氏は時期ははっきりしませんが、比較的早くにJORDAN-WATTS LIMITEDを辞めて、1975年に現在のE.J.JORDAN DESIGNの元となる会社を設立しています。当初は50mm moduleと呼ばれる2インチフルレンジスピーカーを製造販売していました。特性が良く、オーディオ用だけでなく、電話機の試験用にも使われたそうです。のちのJX53のベースになった製品です。日本ではラジオ技術社が輸入していた様です。

1995年にJXシリーズのメタルコーンフルレンジスピーカーを発表します。(写真は何かのイベントのヒノオーディオの出展)

1981年のWIRELESSWORLD誌 WILMSLOW AUDIO社の通販広告で、JORDAN WATTS MODLE, MODULE MK3, JORDAN 50mm UNITが併記されているものを見つけました。MK2とMK3の併売時期があるのも驚きましたが、JORDAN-WATTS LIMITEDが1978年に活動停止したのが事実であれば、MK2は流通在庫、MK3はJORDAN-WATTSの商標を持つ新体制で作られたものが同時に流通していたのかもしれません。50mm UNITは上記の通り、E.J.JORDAN DESIGNの製品ですが、当時はJORDAN社と呼称されていた様です。

E.J.JORDAN DESIGNは、Esoteric Audio Reserch社との協業、生産体制の幾つかの変化、2016年のJORDAN氏の逝去もありましたが、フルレンジスピーカーEIKONA2を製造販売しています。

http://www.ejjordan.co.uk/